*印章のギモン

印章についてふと疑問に思うこと、ございませんか?

お客様から多い質問など、まとめてみました。

わからないことは、なんなりとお尋ねください。

 

【印章と印鑑はどう違うの?】

ハンコそのもののことを印章と呼びます。

印鑑の「鑑」とは鏡の意味で印影(朱肉で捺したもの)のこを指します。

【銀行印を紛失してしまった場合、どうすればいい?】

法律で同型印作製は禁止されており、今までお持ちだったものと同一の印影をお作りすることができません。大変残念ですが、新しい印章を一からお作りになられて、金融機関に印鑑紛失届を出し、「改印」して頂くことになります。

実印の場合もお届けになられている市区町村の役所にて同様の手続き取って頂くことになります。

【水牛で印章を作ったら、頭の部分に傷のようなものがあるのですが…】

それは傷ではなく、水牛の芯になります。

芯のない印材は、歪みや割れが生じやすく、芯のある「芯持ち印材」は良い印材の証でもあります。

【銀行印と認印はどう違うのですか】

印章自体に違いはなく、特に決まりはありません。

・銀行等の金融機関に登録した印章…銀行印

・市区町村の役所に登録した印章…実印

・銀行印でも実印でもない印章…認印

ということになります。

ただし、セキュリティの観点から認印と銀行印は兼用せずに別々にお作りになられることをおすすめいたします。

銀行印と実印も兼用は避けましょう。銀行印と実印を兼用していると、その印章を失くした時に、ご自身の大切な資産(お金)と不動産などの財産の両方を失くしてしまう恐れがあります。

最近は色々な技術が進化したことで、印章自体を失くさなくても、金融機関に登録した印章を普段認印として使っていたことで印影(印章を捺した紙など)を盗まれ、スキャニングしたものが金融機関の出金伝票にプリントアウトされ被害に遭うというケースもあります。

高価なものでなくても構わないので兼用は避け、金融機関や役所に登録した印章は、普段は使わないようにしてください。

【牛角(白)と牛角(色)はどう違うのですか】

どちらも水牛の角に変わりはありません。

 

牛角(白)…飴色をした印材で黒い筋やブチなどがないものをいいます。

      こちらの方が上質とされ珍重されています。

牛角(色)…飴色に黒い筋やぶちがはいいているものをいいます。

【古い印章を彫り直してもらうことは出来ますか】

「改刻」といって、古い印書の印面を一旦削り落とし、新しい印章に彫り直すことが出来ます。貴重な象牙や、お父様、お爺様の形見の印章を彫り直してほしいというご要望がございましたら、改刻料金を頂戴し、対応させて頂いております。

ただし、印章の長さが少し短くなってしまいます。また、改刻前の印材の状態によってはお受けできない場合もございます。

ご希望の場合は一度印章を拝見させて頂きますので是非お気軽にお問合せください。

【使わなくなった印章はどうすればいいのですか】

地域によって、寺社で印章供養を行っています。

当店でお預かりさせていただけましたら、年に一度、10月1日の印章の日に供養させて頂きます。